車名の由来
black Boxの頭文字から命名された。なぜ小文字と大文字か、という疑問であるが、それは実際の車体が黒ではないことと、子供も大人も楽しめることを意味している。備考
bBは当初からカスタマイズされることを想定していたため、多くのメーカーからbB用のエアロパーツがラインナップされ、さまざまな形にカスタマイズされている。初代 NCP3#型(2000年-2005年)
トヨタ・bB(初代) NCP3#型 | |
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後期型
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後期型(リア)
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販売期間 | 2000年2月-2005年12月 |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ |
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エンジン | 2NZ-FE型 1.3L 直4 DOHC 1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC |
変速機 | 4AT |
駆動方式 | FF/4WD |
サスペンション |
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全長 | 3,825-3,945mm |
全幅 | 1,690mm |
全高 | 1,640-1,695mm |
ホイールベース | 2,500mm |
車両重量 | 1,070-1,130kg |
別名 | サイオン・xB(北米) |
プラットフォーム | トヨタ・NBCプラットフォーム |
-自動車のスペック表- |
初代ヴィッツとプラットフォームを共有し、エンジンは1,300ccと1,500ccの2種類が設定された。スタイルは箱型のアメリカンなもので、20歳代の男性をターゲットにした車種だが、箱型のボディ形状からなる広い室内や車体前後の見切りのよさなどもあって、幅広い層のドライバーから人気を得た。
なお開発にあたってはベースの初代ヴィッツが存在していたこともあり試作車を製作せず、CGで作成されたバーチャルクレイモデルを用いた「フルデジタル設計」で製作されている。
TRDからコンプリートカー・「TRDターボ」が発売されていた。また、TRDで研修を修了した各ディーラーのメカニックが「TRDターボ」と同じ製品のターボキットを取り付けるチューニングプランも存在した。
年表
- 2000年
- 2月3日 - 発売。
- 8月 - 一部改良。車両型式を「GH-」から「TA-」に変更。平成12年排出ガス基準25%低減レベルを達成。
- 12月 - 一部改良および特別仕様車「マジョーラ」を発売。
- EBD付ABSを全車標準装備化。これに伴い車体色のスーパーホワイトIIがホワイトに差し替えとなった。
- 特別仕様車「マジョーラ」はマジョーラカラーの専用ボディカラー「エメラルドスペクトラシャイン」を採用した。2001年1月 - 3月までの期間限定生産であった。
- 2001年
- 6月11日 - ピックアップトラックタイプの「オープンデッキ」の追加および限定車「iバージョン」を発売。
- 登録区分は4ナンバーではなく、5ナンバー(乗用車)である。車体の変更により、リアコンビランプの位置と寸法を変更する必要が生じ、N14#系ハイラックスの物が流用されている。なおこのモデルのリアエンブレムは通常の「bB」ではなく「OD(オープンデッキの略称)」が採用された。
- 限定車「iバージョン」はインターネット限定で専用色「ストロングブルーメタリック」で塗装され、専用ユーロサスペンションが装備されていた。
- 8月 - 専用ボディカラー「ホワイトパールクリスタルシャイン」を採用した特別仕様車「クリスタルホワイトエディション」を発売。2001年12月末までの期間限定生産であった。
- 6月11日 - ピックアップトラックタイプの「オープンデッキ」の追加および限定車「iバージョン」を発売。
- 2002年
- 1月8日 - 特別仕様車「Z 煌(きらめき)Edition・X Version」を発売。
- 「Z」をベースに、「X Version」の装備内容に加え、ステンレス製の大型サイドロッカーモールとドアベルトモール、金属調塗装のフロントグリル、メッキ塗装の外装部品(アルミホイール・アウトサイドドアハンドル・ドアミラー)、専用シート&ドアトリム表皮、専用ブラック塗装のインサイドドアハンドルなどを採用し、クラシック調の内外装としたことで存在感を高めた。ボディカラーはブラックとボルドーマイカの2色を設定した。
- 6月3日 - 特別仕様車「S Wiseセレクション・ナビスペシャル」および、本仕様からナビゲーションを省いた「S Wiseセレクション」を発売。
- 「S」をベースに、ワイドマルチAVステーションII(GPSボイスナビゲーション付)・UVカット機能付プライバシーガラス(リアドア・クォーターウィンドウ・バックドア)・アンサーバック機能付ワイヤレスドアロックリモートコントロール(キー2本付)・電動格納式リモコンカラードドアミラーなどを装備した。ボディカラーはブラックを含む6色を設定した。
- 1月8日 - 特別仕様車「Z 煌(きらめき)Edition・X Version」を発売。
- 2003年
- 1月8日 - 販売不振により同年3月末で「オープンデッキ」を生産終了するにあたり、ベース車では設定されていない「ペールブルーマイカメタリック」をボディカラーに設定した特別仕様車「オープンデッキ オーシャンズバージョン」を発売。
- 4月8日 - マイナーチェンジ。
- バンパーを60mm大型化し、ハニカムメッシュタイプのフロントバンパーグリルやアンダースポイラーを追加。リアライセンスプレート(ナンバープレート)をバンパー付けからバックドア付けに変更し、大型カラードリアライセンスガーニッシュを装備。ボディカラーはオレンジメタリック・ダークグレイッシュオリーブメタリック・ダークブルーマイカ・ブラックマイカの4色を追加した7色に整理。内装ではステアリングホイールやインパネクラスターのデザインを変更し、イルミネーテッドエントリーやバックドアハンドルに内蔵されたスイッチを軽く押すだけであけることができる電気式バックドアオープナー、ティッシュペーパーボックスをそのまま収納できるセンターロアボックスを全車標準装備し、フロントウィンドウには肌への刺激を軽減する赤外線カットガラスを採用。また、「Z Xバージョン」の2WD車にはVSC&TRCをオプション設定に追加し、「X Version」にはディスチャージヘッドランプを採用。さらに、新グレードとして、「S」をベースにUVカット機能付プライバシーガラス(リヤドア・クォーター・バックドア)、電動格納式リモコンカラードドアミラー等を装備した充実仕様「S W Version」を追加した。
- なお今回のマイナーチェンジモデルをベースに、新たに立ち上げたサイオンブランドにてxBの車名で北米でも販売されることとなる。詳細はサイオン・xBを参照。
- 8月21日 - 「Z」をベースにディスチャージヘッドランプとワイヤレスドアロックリモートコントロールのメインキー2本を装備しながらもベース車と同一の価格設定にした特別仕様車「Z HIDセレクション」を発売。
- 2004年
- 2月 - 仕様変更。全車で「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得。同年4月には車両本体価格を消費税込の価格に変更。
- 4月26日 - 新生ネッツ店の誕生を記念し、特別仕様車「Z X Version・煌 NEO Edition」を発売。
- 「Z」をベースに、「X Version」の装備並びにステンレス製大型サイドロッカーモール・専用アルミホイールを装備するとともに、ドアミラーとアウトサイドドアハンドルをメッキ化。さらに、スポーティーな専用シートを採用した。
- 9月1日 - 特別仕様車「S W Version・マジョーラII」・「Z X Version・マジョーラII」を発売。
- 「S」・「Z」をベースに、前者は「W Version」、後者は「X Version」の装備を備えたうえで、ボディカラーに光の当たり方や見る人の位置によりダークレッドからカーキに変化する「アガットスペクトラシャイン」を採用した。
- 2005年
- 7月28日 - 特別仕様車「S W Version・HIDセレクションII」・「Z HIDセレクションII」を発売。
- 「S」・「Z」をベースに共通装備としてディスチャージヘッドランプとワイヤレスドアロックリモートコントロールのメインキー2本を装備し、前者は「W Version」の装備品を、後者はリアプライバシーガラスを特別装備した。
前期型(エアロ)

前期型(エアロ リア)
前期型(標準)

前期型(リア)

オープンデッキ
オープンデッキ(リア)
2代目 QNC2#型(2005年-)
トヨタ・bB(2代目) QNC2#型 | |
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後期型 Aero Package 2008年 -
フロント ![]()
リア
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販売期間 | 2005年12月- |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 5ドアトールワゴン |
エンジン | K3-VE型 1.3L 直4 DOHC 3SZ-VE型 1.5L 直4 DOHC |
変速機 | 4AT |
駆動方式 | FF/4WD |
サスペンション |
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全長 | 3,785-3,800mm |
全幅 | 1,690mm |
全高 | 1,635mm |
ホイールベース | 2,540mm |
車両重量 | 1,040-1,120kg |
姉妹車 | ダイハツ・クー スバル・デックス |
製造事業(委託)者 | ダイハツ工業 |
-自動車のスペック表- |
目標月間販売台数は5,000台と発表されている。先進的かつ迫力あるデザインと若者の心を刺激するオリジナリティあふれる装備内容が評価され、初代bB同様前期型の販売は好調に推移し、発売から1か月間で月販目標台数5,000台の約2.5倍にあたる約1万2,500台を受注。初代に引き続き、若年層のみならず幅広い年齢層から好評を得た。
エクステリアデザインは、初代では「箱」を強調していたが、当時大ヒットとなっていたホンダ・フィットや2代目日産・キューブに対抗するため、先進性も取り入れうねりを効かせたさらに派手なデザインとなっている。フロントグリルにはネッツ店専売車種であることを表す楕円形に「N」をかたどったエンブレムが付けられており、初代では全く装着されていたなかったトヨタのCIエンブレムもリアドアに装着された。リアコンビネーションランプの形状は、以前販売されていたWiLL VSにも似た形状となっている。
ダイハツブランドでは、「クー」の名称で2006年5月8日に発売された。外装はおとなしめなデザインとなり、装備も実用性を重視し、bBとの大幅な差別化を図っている。なお、2代目はベース車やクー同様ダイハツ工業で生産される。2008年4月10日にトヨタ自動車・ダイハツ工業・富士重工業の3社による業務提携強化を発表し、その一環として、OEM車種のスバル・デックスを同年11月13日に発表・発売された。
快適装備面では、特にオーディオ関連の装備を充実させており、最上級グレードの「Z Q Version」ではコンパクトカーとしては異例の9スピーカーやAUX端子を備え、デジタルオーディオプレーヤーなどのポータブル機器を接続することも可能。さらにPレンジに入っているときのみ使用でき、フロントのシートを沈み込ませることにより、外からの視線をさえぎり、快適な姿勢でくつろぐことのできる「マッタリモード機能付フロントシート」を全グレードに設定している。グレード体系は「S」・「Z」の2体制を継続し、「X Version」も初代に引き続き設定されたが、「Z」には新たに前述の「Q Version」が設定された。
エンジンは刷新され、1.3Lダイハツ製K3-VE型と、新開発のダイハツ製1.5L3SZ-VE型エンジンが設定されている。共に直列4気筒 DOHC16バルブ。これにより低排出ガス性能が高められ「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得し、2WD車は「平成22年度燃費基準」も達成した。
北米市場向けのサイオン・xBは引き続き2007年まで生産され、日本国外向けカローラセダン / オーリス / ブレイドなどに使用されている新MCプラットフォームを流用したコンセプトモデル・サイオン・t2Bを元に全面改良され、日本市場向けのbBと袂を分かつことになる。なお、同車は国内市場でも2007年10月に「カローラルミオン」の名称で発売された。
当初は同じコンパクトトールワゴンであるファンカーゴと統合される予定であったが、結局はそれぞれフルモデルチェンジすることとなり、ファンカーゴは車名も変えてラクティスとなった。
年表
- 2005年
- 10月22日 - 東京モーターショーにて、“クルマ型MUSIC PLAYER”をテーマにしたコンセプトモデル「bB CONCEPT」を発表。
- 12月26日 - フルモデルチェンジ。
- 2006年
- 5月31日 - 「Z」で好評を得ているCD・AM/FMマルチ電子チューナー付ラジオ、アームレストコントローラー、9スピーカーなど『光と音』を演出するための装備を充実させた「S Q Version」を追加。
- 2007年
- 1月23日 - 特別仕様車「S Garnet edition」を発売。
- 「S」をベースに、上級グレードで採用されているキーフリーシステム(バックドア連動・電波式・アンサーバック機能付)・電動格納式リモコンカラードドアミラー・盗難防止システム(エンジンイモビライザーシステム)を装備し、機能面を充実するとともに、シャイニングレッドとミントブルーメタリックオパールの2つの専用ボディカラーを設定した。
- 8月28日 - 一部改良および特別仕様車「S Garnet edition II」を発売。
- 全車にサイドターンランプ付カラードドアミラー・ルームランプ・パーキングブレーキ戻し忘れ防止ブザーを採用するとともに、ボディカラーには同年1月に発売された「S Garnet edition」の限定色だったシャイニングレットとミントブルーメタリックを新色として追加した。また、「Q Version」はスピーカーを2か所追加して11スピーカーとなる。
- 特別仕様車「S Garnet edition II」は同年1月に発売された「S Garnet edition」のバージョンアップ仕様で、新たにディスチャージヘッドランプ(オートレベリング機能付)を追加装備した。
- 1月23日 - 特別仕様車「S Garnet edition」を発売。
- 2008年
- 10月6日 - マイナーチェンジ。
- 「S」・「Z」はフロント周りやリアコンビネーションランプのデザインなどを変更し、シンプルで親しみのあるデザインに。一方で従来の「X Version」・「Q Version」を刷新した「Aeroパッケージ」・「Aero-Gパッケージ」は力強いブロックメッシュを採用した新フロントグリルを採用し、リアコンビネーションランプやアルミホイールのデザインを変更し、ワイルドで個性的なデザインとした。ボディカラーはグレイッシュパープルメタリックオパール・パールホワイトI・シャンパンゴールドメタリックの3色を追加し、全10色となる。
- 室内ではシート表皮のデザインを変更し、運転席・助手席にコンビニフック、助手席シートバックにファスナー付マルチポケット(Aero-Gパッケージを除く)をそれぞれ追加。「S」・「Z」はベージュのシートカラーを追加(一部ボディカラーでは設定不可)した。
- また、新グレードとして、「Z」をベースに、キーフリーシステム(バックドア連動・電波式・アンサーバック機能付・電子カードキー1本)・盗難防止システム(エンジンイモビライザーシステム)・専用アルミホイール・本革巻き3本スポークステアリングホイールなどを装備した「Z Lパッケージ」を追加した。
- しかし、リーマンショックに端を発する世界不況とエコカー減税の対象外であることが影響し、販売状況は前期型に比べて下回っている。
- 10月6日 - マイナーチェンジ。
- 2009年
- 8月19日 - 特別仕様車「S HIDセレクション」を発売。
- 「S」をベースに、ディスチャージヘッドランプ(オートレベリング機能付)・フロントフォグランプを特別装備すると共に、特別内装色に「オリーブドラブ」を設定し、ボディカラーは専用色の「マルーンブラウンマイカ」を含む4色を設定した。キーフリーシステムとエンジンイモビライザーシステムを追加装備した「キーフリーシステム装着車」もラインナップする。
- 8月19日 - 特別仕様車「S HIDセレクション」を発売。
- 2010年
- 7月2日 - 一部改良。
- 「Z Aero-Gパッケージ」にディスチャージヘッドランプ(オートレベリング機構付)を追加装備し、また、ボディカラーに「ライトグリーンメタリック」、インテリアに「オリーブドラブ」をそれぞれ追加設定した。なお、JC08コールドモードへの対応により、低排出ガス車認定レベルが「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」へ格下げされた。
- 7月2日 - 一部改良。
- 2011年
- 11月24日 - 一部改良および新パッケージ「煌(きらめき)」を追加。
- ボディカラーに「ブロンズオリーブパールメタリック」を追加設定し、「Aero-G Package」にはリアシートにスライド機構を追加した。
- 新パッケージ「煌(きらめき)」は「Aero Package」の装備に加え、鏡面のように仕上げたフロントメッキグリルをはじめ、内外装のいたるところにめっき加飾を施し、アームレストで室内のイルミネーションの調整ができるアームレストコントローラーや11スピーカーを採用するなど煌き感を演出し、光と音を楽しむ個性をより一層際立たせる。ボディカラーは「ブラックマイカメタリック」を含む4色を設定している。
- 11月24日 - 一部改良および新パッケージ「煌(きらめき)」を追加。
- 2013年
- 2月21日 - 一部改良および新パッケージ「煌-G」を追加。
- ボディカラーに「パールホワイトIII」を追加。また、パッケージ体系の見直しにより、「Aero Package」と「Aero-G Package」を廃止した。
- 新パッケージ「煌-G」は「煌(きらめき)」の装備内容に加え、ファブリック&合成皮革の専用シート表皮を採用するとともに、ディスチャージヘッドランプにLEDクリアランスランプを追加し、リアシートスライド機構・アームレストコントローラー(イルミネーション・オーディオ)も標準装備した。
- 2月21日 - 一部改良および新パッケージ「煌-G」を追加。
- 前期型フロント S/Z
- 前期型リア S/Z
- 2007年10月9日 - 販売開始。トヨタでは2007年6月から新型車・次期車種の投入やフルモデルチェンジを例年より多く行っており、同社が同年度中に新発売、フルモデルチェンジした車種はこれで9車種目となる。
- 12月21日 - 特別仕様車のChocolate・AEROTOURER Chocolateを発表。2008年1月-4月までの期間限定発売である。なお、チョコレートという名前ゆえ外板色は特別外板色のマルーンマイカの1色のみで価格・グレードは通常のルミオンと同じである。また、特別装備はこの外板色のみで他はベースグレードと同一。
- 2008年4月22日 - 特別仕様車のAEROTOURER SORAを発表。2008年5月-8月までの期間限定販売である。内容は上記と同じく、特別外板色のライトブルーマイカメタリック1色のみである。
- 9月8日 - 特別仕様車の1.5G Smart Package・1.8S Smart Packageを発表。特別外板色のホワイトパールクリスタルシャンインをオプション設定するほか、スマートエントリー&スタートシステム、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、運転席アームレスト(1.8Sはベースモデルに標準装備)を特別装備した。ルミオンとしては初の本格的な特別仕様車である。
- 2009年12月22日 - マイナーチェンジ。全車、燃費性能の向上を図り、環境性能を高めた。1.8L車は全てエンジン動弁機構「バルブマチック」付エンジンの2ZR-FAE型に差し替えとなった。1.5L車もアイドリング時の負荷を低減したことにより、1.5L車と1.8L・2WD車は「平成22年度燃費基準+25%」を、1.8L・4WD車も「平成22年度燃費基準+15%」をそれぞれ達成。外観はフロントのバンパーとグリル、リヤのガーニッシュとコンビネーションランプを変更するとともに、新意匠のアルミホイール(オプション設定)とホイールキャップを採用した。外板色には、新たにクールソーダメタリック、ブラキッシュレッドマイカ、ホワイトパールクリスタルシャイン(オプション設定)を設定し、全7色となった。室内においては、シートを全車変更し、新たにアームレスト付コンソールボックスを装備(一部グレード)し、利便性を高めた。その他、マイナーチェンジにより天井の青色LEDを採用したドームランプ付きイルミネーションは省かれた。グレード体系が一部変更され、1.5L車の「AEROTOURER」は「G」から「X」に変更し、1.8Lの4WD車には「X」を追加した。
- 2011年5月20日 - トヨタカローラ店チャネル創立50周年を記念した特別仕様車「1.5G"On B"」・「1.8S"On B"」を発表(6月6日販売開始)。"On B"とは、「On Black」を略したもので、その名の通り、「1.5G」と「1.8S」をベースに、インパネセンタークラスター&ドアスイッチパネルにピアノブラック塗装を、ホワイトステッチ入りシート表皮・ドアトリム・アームレスト付コンソールボックスにシンセティックレザーを採用し、黒を基調としたクールな内装とした。一方、外装ではメッキアウトサイドドアハンドル、フロントスポイラー、サイドマッドガード&リヤバンパースポイラーを装備し、シルバーをアクセントとしたスポーティなスタイルとした。ボディカラーは夜の街に映える特別設定色ダークバイオレットマイカメタリックを含む4色を設定した。
- 2012年5月8日 - 特別仕様車「1.5G"On B Limited"」・「1.8S"On B Limited"」を発売。2011年6月に発売した"On B"のバージョンアップ仕様で、新たにリアルーフスポイラー、ホワイトステッチ入り本革巻き3本スポークステアリングホイール&シフトノブ、ブラックパネル4連メーターを装備し、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ(ロービーム、オートレベリング機構付)とリアコンビネーションランプにメッキを採用。さらに、スマートエントリー&スタートシステム/盗難防止システム(エンジンイモビライザーシステム)も特別装備された。ボディカラーは特別設定色のディープアメジストマイカメタリックを含む4色を設定した。
- 2013年1月7日 - 一部改良。エンジンの燃焼効率効率やフリクション低減、エンジンとの伝達効率を高めた「Super CVT-i」の採用により、燃費を向上。これにより、1.5L車と1.8L・2WD車が平成27年度燃費基準を達成。併せて、VSC&TRCを全車に標準装備し、1.8L・2WD車には走りの楽しさを演出するCVT SPORTモードを設定。さらに、「1.5S」・「1.8S("AERO TOURER"を含む)」には室内灯の消し忘れを防止するランプオートカットシステムを装備した。ボディカラーには新色の「スーパーレッドV」を追加した。
サイオン・xB
サイオン・xBは、トヨタ自動車が生産しサイオンブランドで販売するトールワゴン型乗用車である。
第1世代のxBは、日本市場ではサブコンパクトカーのトヨタ・bBとして販売された。bBに北米向けの異なる修飾がなされたバッジエンジニアリング車である。xBとbBが関連しているのはこの代のみである。しかし細部で異なる点も多く、bBのフロントベンチシートではなくセパレートタイプに、ミッションはコラムからフロアシフトに、パーキングブレーキも足踏み式からサイドブレーキに変更された。bBにはスペアタイヤが装備されていないが、xBは、コンパクトなスペアタイヤがリアハッチの左下に格納されている。エンジンbBと同様の1.3L直4DOHCの2NZ-FEエンジン、または1.5L直4DOHCの1NZ-FEエンジンが搭載されている。日本ではコラムシフトのATのみの設定だったが、北米ではフロアシフト人気からATだけでなく5MTも用意されている。当初はバンパーデザインやリアナンバーの位置(バンパーではなくリアゲートの中央)がbBと異なっていたが、bBのマイナーチェンジで共通化された。
2007年のシカゴ自動車ショーで公開。 製造は関東自動車工業(現:トヨタ自動車東日本)。新しいxBは初代より丸くて、大型となる。そのスタイルは2006年のニューヨーク自動車ショーで出品したt2Bコンセプトの5ドア版といえるものであった。初代xBより幅が71mm広く、全長は300mm長く、ホイールベースが100mm長い。2代目xBはtCやトヨタ・カムリに搭載される2.4L直4DOHCの2AZ-FEエンジンを与えられ、およそ50%パワーアップしている。燃費は、市街地: 22mpg-US (11L/100km; 26mpg-imp) 、ハイウェイ: 28mpg-US (8.4L/100km; 34mpg-imp) で、従来モデルの1.5Lエンジンの市街地: 26mpg-US (9.0L/100km; 31mpg-imp) 、ハイウェイ31mpg-US (7.6L/100km; 37mpg-imp) より高燃費となる。データは2008年の米環境保護庁(EPA)の新燃費基準での測定値。2代目xBは初代xBより600ポンド (270kg) 以上重い。初代xBは日本名が初代bBであったのに対し、2代目xBは北米市場向に専用設計され、日本名はトヨタ・カローラルミオン(エンジンは1.5Lと1.8Lに変更)、豪州名はトヨタ・ルークス(xBと同じ2.4Lを搭載)となった。Car And Driver誌は、2008年の価格帯2万5000ドル以下の安全な乗用車のベスト10にxBを選んでいる。
2008年モデルからは、3つのヘッドユニットが用意される。 全て6スピーカーを搭載しiPodの接続にも対応している。 ベーシックタイプのオーディオユニットはCD、MP3、WMAおよびAACの音楽データが再生可能でサイオンSSPイコライザーを装備する。 ベーシックタイプのオーディオユニットはサイオン( xB,xD,tC )に設定され、車両の速度や、周囲の騒音が増加するにつれて、自動的にボリュームを上げる「オートマチック・サウンド・レベライザー」機能を有する。プレミアムタイプのオーディオユニットはベーシックタイプに小型のLCDが加わり、パイオニアのウェブサイトから画像と映像をダウンロードして表示できる。ナビゲーションシステムのSNS100は、基本となるGPS機能に加えDVDムービーの再生が可能。バックライトカラーの選択も可能。
2012年モデルは、2008モデルとエクステリアデザインがかなり異なり、個性を強調している。
wikipedia
歴史
初代(2004年 - 2006年)
サイオン・xB(初代) | |
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販売期間 | 2004年 - 2006年 |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 5ドアトールワゴン |
エンジン | 1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC 2NZ-FE型 1.3L 直4 DOHC |
変速機 | 4速AT / 5速MT |
駆動方式 | FF |
サスペンション | 前:ストラット式 後:トーションビーム式 |
全長 | 3,945mm |
全幅 | 1,689mm |
全高 | 1,641mm |
ホイールベース | 2,499mm |
別名 | 日本:トヨタ・bB(初代) |
プラットフォーム | トヨタ・NBCプラットフォーム |
-自動車のスペック表- |
2代目(2007年 - )
サイオン・xB(2代目) | |
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2008年モデル
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2008年モデル リア
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販売期間 | 2007年 - |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 5ドアトールワゴン |
エンジン | 2AZ-FE型 2.4L 直4 DOHC |
変速機 | 4速AT / 5速MT |
駆動方式 | FF |
サスペンション | 前:ストラット式 後:トーションビーム式 |
全長 | 4,249mm |
全幅 | 1,760mm |
全高 | 1,643mm |
ホイールベース | 2,601mm |
別名 | 日本:トヨタ・カローラルミオン |
プラットフォーム | トヨタ・新MCプラットフォーム |
-自動車のスペック表- |
2008年モデルからは、3つのヘッドユニットが用意される。 全て6スピーカーを搭載しiPodの接続にも対応している。 ベーシックタイプのオーディオユニットはCD、MP3、WMAおよびAACの音楽データが再生可能でサイオンSSPイコライザーを装備する。 ベーシックタイプのオーディオユニットはサイオン( xB,xD,tC )に設定され、車両の速度や、周囲の騒音が増加するにつれて、自動的にボリュームを上げる「オートマチック・サウンド・レベライザー」機能を有する。プレミアムタイプのオーディオユニットはベーシックタイプに小型のLCDが加わり、パイオニアのウェブサイトから画像と映像をダウンロードして表示できる。ナビゲーションシステムのSNS100は、基本となるGPS機能に加えDVDムービーの再生が可能。バックライトカラーの選択も可能。
2012年モデルは、2008モデルとエクステリアデザインがかなり異なり、個性を強調している。
wikipedia
トヨタ・カローラルミオン
カローラ ルミオン(COROLLA RUMION )は、トヨタ自動車が製造・販売している小型トールワゴン型の乗用車。カローラシリーズで、通称は「ルミオン」。
カローラシリーズは世代を重ねるとともに購入層が高齢化しており、ルミオンはその現状を打破する目的で登場した。また2007年6月に製造終了(同年7月まで販売)したカローラスパシオの後継車としての役割も兼ねている。目標月間販売台数は2007年10月当時3,500台と発表されている。
全長はアクシオやフィールダーよりも短いが、他のカローラシリーズとは異なり、日本国外向けカローラセダン(E150型)とオーリス/ブレイド(E150H型)のシャーシをベースとしており、車幅が1700mmを超えているため国内で販売される「カローラ」シリーズでは唯一の3ナンバーとなり、プラットフォームは新MCプラットフォームとなる。エンジンは「サイオン・xB」の2.4Lではなく、日本の交通事情に合わせて他のカローラシリーズと同じく1.5L・1.8Lの二本立てとなる。生産はトヨタ自動車東日本岩手工場が担当している。
国内向けのカローラシリーズとしては唯一、新MCプラットフォームが用いられている理由で、PCDが114.3mmの5穴を用いたホイールが全車に採用されている。
概要
北米の「サイオン」ブランドにおいて販売されている2代目サイオン・xBをベースに、フロントマスクやバンパー、灯火類、ステアリング位置などを、日本の道路事情や日本人の好みに合わせて変更したモデルである。なお、ルミオンの外観はほぼそのままにオーストラリアでも2010年より「ルークス」(RUKUS )という車名で販売されているが、エンジンはxBと同じ2.4Lとなっている。カローラシリーズは世代を重ねるとともに購入層が高齢化しており、ルミオンはその現状を打破する目的で登場した。また2007年6月に製造終了(同年7月まで販売)したカローラスパシオの後継車としての役割も兼ねている。目標月間販売台数は2007年10月当時3,500台と発表されている。
全長はアクシオやフィールダーよりも短いが、他のカローラシリーズとは異なり、日本国外向けカローラセダン(E150型)とオーリス/ブレイド(E150H型)のシャーシをベースとしており、車幅が1700mmを超えているため国内で販売される「カローラ」シリーズでは唯一の3ナンバーとなり、プラットフォームは新MCプラットフォームとなる。エンジンは「サイオン・xB」の2.4Lではなく、日本の交通事情に合わせて他のカローラシリーズと同じく1.5L・1.8Lの二本立てとなる。生産はトヨタ自動車東日本岩手工場が担当している。
国内向けのカローラシリーズとしては唯一、新MCプラットフォームが用いられている理由で、PCDが114.3mmの5穴を用いたホイールが全車に採用されている。
歴史
E150N型(2007年 - )
トヨタ・カローラルミオン NZE15#N/ZRE15#N型 | |
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フロント(前期型)
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リア(前期型)
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車内(前期型)
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乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 5ドア トールワゴン |
エンジン | 1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC 2ZR-FE型 1.8L 直4 DOHC(前期型) 2ZR-FAE型 1.8L 直4 DOHC VALVE MATIC(後期型) |
変速機 | CVT (Super CVT-i) |
駆動方式 | FF/4WD(1.8Lのみ) |
サスペンション | 前:ストラット式 後:トーションビーム式 (FF) ダブルウィッシュボーン式 (4WD) |
全長 | 4,210mm |
全幅 | 1,760mm |
全高 | 1,630-1,640mm |
ホイールベース | 2,600mm |
車両重量 | 1,270-1,400kg |
別名 | サイオン・xB(北米) |
プラットフォーム | トヨタ・新MCプラットフォーム |
-自動車のスペック表- |